耐震診断では、まず建物のコンクリートの一部をコア抜きで採取。それをテストピース(供試体)として試験場に持って行きます。
試験場ではテストピース(供試体)の中性化及び圧縮強度調査を行い、現在のコンクリートの性質を調査します。
ここでは、コア抜きから試験までの一連の流れをご案内いたします。
中性化試験
圧縮強度試験
かぶり厚は建築用語で、コンクリート表面から鉄筋までの距離のことを表します。 かぶり厚調査では鉄筋探査で鉄筋の交差している箇所を探し、躯体へのダメージを最小限にする為に鉄筋探査機に表示された鉄筋までの距離の手前までコア削孔し、はつって鉄筋を出し、ロングノギスで鉄筋径を測定した後、フェノールフェタレイン液を散布し、中性化の度合いを調べます。
かぶり厚計測・鉄筋径計測
かぶり厚計測
鉄筋径計測
フェノールフェタレイン
液散布
中性化調査